角度計
更新日 — スマホのブラウザで動く角度計、価格と精度を含む 5 種類の比較表、4 ステップの手順、留め継ぎ角度の解説を追加しました。
角度計は、2 つの面や線がなす角度を度数で測る道具です。印刷された分度器、自由スコヤ、液晶表示のデジタル角度計のほか、ポケットの中のスマホも角度計になります。iPhone には電子式の角度計と同じ傾きセンサーが入っているので、適切なアプリを入れれば無料で角度計として使えます。
オンライン角度計 — スマホで試す
無料・ブラウザで動作スマホを面に置くと、デジタル角度計と同じセンサーから傾きを読み取ります。基準面でゼロをタップすれば、2 面のあいだの角度を測れます。
傾きセンサーのあるスマホ・タブレットで動作します(iPhone では一度だけ許可を求めます)。パソコンの場合はこのページをスマホで開くか、画面上の角度にはオンライン分度器をお使いください。
ブラウザのセンサー値は丸められ、校正もされていません。Protractor アプリは生のセンサー値を校正して読み取り、カメラモードと勾配モードを備え、オフラインでも動作します。
角度計とは
角度計とは、2 つの面が出会う角度を教えてくれる道具の総称です。入隅、屋根の垂木、加工材に当てれば、その角度が何度かを示します。最も単純なものは学校で使った分度器で、最も精密なものは電子センサーで角度を読み、数値で表示するデジタル角度計です。
重要なのは角度をどう読むかです。目で読む印刷目盛りは粗い作業には十分ですが、1〜2 度読み違えやすいものです。デジタル表示はその当て推量をなくします。最近の iPhone には重力の向きを検知する加速度センサーとジャイロスコープが入っているので、スマホがまさにそれを実現します。
5 種類の角度計を比較
| 道具 | 価格 | 一般的な精度 | 表示 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
| デジタル角度計(ゲージ) | 3,000〜9,000 円 | ±0.1〜0.2° | 液晶・度数 | のこ刃、面取り、機械の設定 |
| 角度測定アプリ(iPhone / Android) | 無料で試せる | 約 ±0.5〜1° | 画面・度 / % / 寸勾配 | 日常の確認、勾配、入隅、屋根 |
| 大工用・留め継ぎ角度計 | 1,500〜6,000 円 | ±0.5〜1°(目盛り) | 印刷ダイヤルまたはデジタル | 壁の入隅を留め継ぎの角度に写す |
| 自由スコヤ | 1,200〜4,000 円 | 正確に写せるが数値は出ない | なし(分度器で読む) | 半端な角度を切断に写す |
| 分度器 | 100〜1,500 円 | 目視で ±1° | 印刷された目盛り | 紙、図面、学習 |
デジタル角度計(ゲージ)
マグネット付きの角型や、液晶表示のデジタル自由スコヤです。定盤でゼロにし、刃に貼り付けて傾きを読みます。精度優先の選択肢ですが、充電と校正が必要な道具が 1 つ増えます。
角度測定アプリ(iPhone / Android)
スマホにはデジタルゲージと同じ傾きセンサーが入っています。面に置けば角度が出て、カメラモードなら触れられない角度も測れます。いつもポケットにあり、買い足すものはありません。
大工用・留め継ぎ角度計
入隅に開いて当てる 2 本の可動脚です。ダイヤルに入隅の角度が出て、多くのモデルは留め継ぎ角度(その半分)も直接表示します。巾木や廻り縁に便利です。
自由スコヤ
表示は一切なく、角度を写してのこぎりや部材へ移すためだけの道具です。忠実で安価ですが、数値を知るには分度器が要ります。
分度器
学校で使った半円の目盛りです。紙の上ではよいものの、実際の面に当てるには扱いにくく、精度は目で読む限界までです。
角度計の使い方
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ゼロ合わせをする
道具(またはスマホ)を平らな基準面 — のこ盤の定盤、床、1 つめの面 — に置いてゼロにします。これで水平基準ではなく、2 面のあいだの角度が測れます。
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しっかり当てる
入隅に脚を開いて当てる、ゲージを刃に貼る、あるいはスマホを傾いた面に平らに置きます。どちらの面にも密着させてください。隙間やガタつきがあると値がずれます。
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落ち着かせてから読む
数値が止まるのを待ってから度数を読みます。デジタル角度計では Hold を押し、アプリではタップするとリアルタイム表示が固定されます。
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写す、または変換する
角度をのこぎりや部材に写します。留め継ぎなら入隅の角度の半分で切ります。勾配なら、測り直さずに表示をパーセントや寸勾配に切り替えます。
自由スコヤ、デジタルゲージ、アプリを含む詳しい手順は角度計の使い方に、のこ刃の設定についてはデジタル角度ゲージの使い方にあります。
角度計アプリ:iPhone をデジタル角度計に
専用のデジタル角度計は、要するに傾きセンサーと画面です。Protractor アプリはスマホがすでに持つ傾きセンサーを読み取り、置いた面の角度をリアルタイムで表示します。傾いた板にスマホを置けば、表示される数値がそのままその板の角度です。表示をパーセント勾配や寸勾配に切り替えれば、同じ道具が屋根の勾配を測る傾斜計になります。
椅子の脚の開きや手の届かない高所の入隅など、スマホを当てられない角度は、カメラモードで画面上の線を辺に合わせ、写真の上から角度を読み取れます。工房に置き忘れることのない唯一の角度計で、無料で試せます。センサーの読み取り方は使い方のページ、手順はiPhone で角度を測る方法をご覧ください。
留め継ぎ・入隅・屋根で使う
留め継ぎ。入隅の角度を測り、各部材をその半分で切ります。壁がちょうど 90° であることはまれで、既製の 45° 留めに隙間ができるのはそのためです。留め継ぎの角度の切り方と2 つの壁のあいだの角度の測り方もご覧ください。
屋根の勾配と傾斜。垂木やスロープに当てた角度計は水平からの角度を示し、アプリならその場でパーセント勾配や寸勾配に変換できます。傾斜と勾配の測り方もどうぞ。
紙の上や画面の上で。図面や写真、スケッチの角度はオンライン分度器がブラウザ上で測ります。
デジタル角度計とアプリ、どちらを選ぶ?
単体のデジタル角度計(3,000〜9,000 円)は、クランプできる硬い直定規が必要なとき、のこ盤の設定に使うとき、スマホを持ち込みたくない粉じんの多い作業場で使うときに価値があります。それ以外は角度計アプリが有利です。買い足すものがなく、複数のモードが 1 か所にまとまり、別の電池も不要で、棚が傾いていると気づいたその瞬間に手元にあります。多くの職人は両方を使い分けます。設定作業にはゲージ、9 割を占める素早い確認にはスマホです。精度の実情はスマホの角度アプリはどれくらい正確かをご覧ください。