角度を測る道具
更新日 — デジタル角度計の解説と 3 通りの単位変換を追加。角度ゲージは専用ページに分けました。
角度を測るには、2 つの面がどれだけ回転してずれているかを度数で示す道具が必要です。紙の上なら分度器、水平に対してなら傾斜計、そして iPhone に入っている傾きセンサーを使うなら角度測定アプリです。ここでは代表的な道具を比較し、それぞれが向く場面を整理します。
角度測定アプリ(スマホ)
iPhone の傾きセンサーを読み取り、角度をリアルタイム表示します。度・パーセント勾配・寸勾配に対応し、面でも斜面でも水平でも写真の角度でも、これ 1 つで済みます。
分度器
紙や平らな材の上で角度を測る半円の目盛り。学習や製図には最適ですが、実際の面や入隅に当てるには扱いにくい道具です。
傾斜計
水平に対する角度、つまり勾配・傾斜・屋根の勾配を、度・パーセント・寸勾配で測ります。スマホがすでに持っているのと同じセンサーを使います。
角度ゲージ・自由スコヤ
入隅や面取り、のこ刃の角度に使う可動式の脚やマグネット式デジタルゲージ。詳しい比較は角度計のページにあります。
iPhone で角度を測る
実際の角度を測る最短の方法は、いま手に持っているスマホです。Protractor アプリは iPhone の加速度センサーとジャイロスコープ(Apple の水平器と同じセンサー)を読み取り、置いた面の角度をリアルタイムで表示します。スロープや垂木、傾いた棚に置いて、そのまま度数を読んでください。タップすれば同じ測定値がパーセント勾配や寸勾配に変わります。
スマホを当てられない角度は、カメラモードに切り替えて画面上の線を辺に合わせます。手順から知りたい場合は角度の測り方かiPhone で角度を測る方法をご覧ください。画面上や画像の中の角度を測るならオンライン分度器が使えます。
デジタル角度計にできること
デジタル角度計とは、要するに表示部のついた角度測定器、つまり傾きセンサーと画面の組み合わせです。専用機は 3,000〜9,000 円ほどしますが、センサーはスマホにすでに入っているので、アプリなら同じ表示が無料で手に入ります。よいアプリが備える 3 つの機能は次のとおりです。
- どこでもゼロ合わせ。一方の面でゼロにし、もう一方に当てると、2 面のあいだの角度が読めます。入隅、面取り、ずれの確認に使えます。
- 測り直さずに単位を切り替え。26.6° は 50% 勾配、5寸勾配と同じ傾きです。タップひとつで変換できます。度・パーセント・寸勾配もご覧ください。
- 数値の固定。表示を固定できるので、無理な姿勢で当てたあとスマホを外してから読めます。
のこ刃の設定に可動脚やマグネット式ゲージが必要なら、それは角度計(ゲージ)です。種類・価格・精度の比較は専用ページにあります。
用途別の使い分け
- 宿題・図面・作図:分度器、画面上のものならオンライン分度器。
- 勾配・傾斜・屋根・スロープ:傾斜計。水平を基準に度・%・寸勾配で読めます。
- 水平・垂直の確認:度数表示のある水平器アプリ。
- 入隅・留め継ぎ・のこ刃:角度計やデジタルゲージ。
- それ以外、今すぐ:手元のスマホ。分度器なしで角度を測る方法もどうぞ。