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2 つの壁のあいだの角度の測り方

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公開 2026年9月
入隅に iPhone を平らに当て、92 度と読み取っている手

入隅がほぼ 90° にならない理由

構造材はねじれ、石膏ボードは角で厚みが不均一になり、パテがさらに膨らみを足します。そのため仕上がった部屋の「直角」の入隅は、たいてい 88°〜92° の範囲に収まります。実際には 92° の入隅に、確認せず 45° で造作材を切れば、継ぎ目の両側に 1° ずつ隙間ができ、コーキングでも完全には隠せません。

対策は、図面上の入隅ではなく、実際にある入隅を測ることです。速い順に 3 つの方法を挙げます。

方法 1:スマホでゼロ合わせ

数値を最も早く得られるのは、スマホをデジタル角度計として使う 2 面法です。

  1. 一方の壁面にスマホを縦に平らに当てます。 入隅から数センチ離し、コンセントプレートやパテの盛り上がりを避けた場所を選びます。
  2. 表示をゼロにします。 これで 1 面目が基準になり、壁自体の傾きは計算から外れます。
  3. 同じ高さで、もう一方の壁面へ移します。 平らに当ててください。
  4. 角度を読みます。 それが 2 面の壁のあいだの実際の角度です。91.5°、88°、実際どおりの値が出ます。

幾何についてひとこと。これは垂直な壁面で成り立つ方法で、スマホを一方の壁からもう一方へ回すと、ちょうど入隅の角度を通過します。ゼロ合わせと移動という同じ流れは、角度計の使い方で詳しく説明しています。測るのは造作材が付く高さにしてください。床際と目の高さでは値が違うことがあり、意味があるのは材が実際に据わる位置の値です。

鈍角の入隅をつくる 2 面の壁を真上から見た図。1 面目でゼロにしたスマホを 2 面目へ移し、135° を読んでいる

方法 2:自由スコヤと分度器

昔ながらの答えで、変則的な入隅には今も最も確実です。

  1. 自由スコヤの台を一方の壁に押し当て羽根をもう一方に平らに当てて、入隅にしっかり収めます。
  2. 蝶ナットを締めます。 これで道具が正確な入隅の角度を保持します。
  3. 読み取ります。 分度器で読むか、数値は一切見ずに、固定した自由スコヤでそのままのこを設定します。

自由スコヤの強みは、その角度が何度と呼ばれるかを気にせず、入隅をそのままのこへ運べることです。弱点は、床材やパッキンが詰まった巾木の高さの入隅で、羽根がきれいに収まらない場合があることです。

方法 3:真上からのカメラモード

見えてはいるが道具を押し当てにくい入隅 — ラジエーターの裏、手すりに囲まれた階段の角、天板の切り欠きなど — は、真上から見た平面で測ります。スマホを入隅の真上に構え、垂直に見下ろして両方の壁のラインが見える状態にし、カメラモードで 2 本の線のあいだの角度を読みます。床に貼ったマスキングテープに各壁に沿って線をけがき、テープを剥がして、机の上で描かれた角度を測る方法もあります。

カメラでの測定は正直なところ 1 度前後の精度です。塗装仕上げの造作材なら十分で、木地が見える仕上げなら試し切りで確認してください。

入隅の角度を留め角度に変える

ルールは 1 行です。留め角度 = 入隅の角度 ÷ 2。 2 本の造作材がそれぞれ入隅の半分を受け持つので、継ぎ目がちょうど入隅の線の上で閉じます。

  • 90° の入隅 → 45° が 2 つ
  • 92° の入隅 → 46° が 2 つ
  • 88° の入隅 → 44° が 2 つ
  • 135° の入隅(出窓の壁)→ 67.5° が 2 つ

片方の壁のほうが「ずれて見える」場合でも、両方を同じ半分の角度で切ってください。差を分け合うことで継ぎ目が左右対称になります。のこの設定、入隅で留めの代わりに使うコーピング、最後の 0.5 度の追い込みについては留め継ぎの角度の切り方で扱っています。

135° の入隅で、両側の壁に造作材が 1 本ずつ。各端が 67.5° に切られ、留め角度=入隅の角度 ÷ 2 であることを示している

入隅と出隅

同じ壁の取り合いの入隅と出隅は、補い合う関係にあります。入隅が 92° なら、その取り合いの外側は壁を 268° 回り込んでいますが、造作材はやはり外側の角度で切ります。360° − 268° = ふたたび 92° となり、46° を 2 つに分けます。実務上は、材が実際に回り込む角度を測り、2 で割って切る、それだけです。出隅は切断面が両方とも見えるので失敗が許されません。先に測り、ほんの少し長めに切って、合わせながら詰めていってください。

入隅を測り、半分にし、2 本を同じ角度で切る。これがすべてで、家じゅうのどの角にも通用します。

よくある質問

入隅の角度はどう測りますか?

スマホを一方の壁面に平らに当ててゼロ合わせをし、もう一方の壁に当てて 2 面のあいだの角度を読みます。あるいは自由スコヤの台と羽根を入隅に押し当てて固定し、写し取った角度を分度器で読みます。どちらも実際の入隅の角度を示し、それがちょうど 90° であることはまれです。

90 度でない入隅では何度で切りますか?

実際の入隅の角度を測り、2 で割ります。各部材が入隅の半分を受け持ちます。92° の入隅なら 46° が 2 つ、88° の入隅なら 44° が 2 つです。両方を同じ半分の角度で切ることが、継ぎ目を隙間なく閉じさせます。

分度器なしで壁の角度を測るには?

スマホを使います。一方の壁に平らに当ててゼロにし、隣の壁へ移して結果を読みます。自由スコヤで入隅を写し取り、数値を読まずにそのままのこへ移す方法もありますし、真上から撮った写真で測ることもできます。

90 度の入隅の留め角度は?

各部材 45 度です。留め角度は常に入隅の角度の半分で、90° の半分は 45° です。卓上丸のこに 45° のストッパーがあるのはそのためですが、実際の入隅は 1〜2 度ずれていることが多いので、まず測って、見つかった値を半分にしてください。

4.4
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